ランニングをしていて、怪我や故障に悩んでいる、もしくは、悩んでいたという人は、多いと思います。
私も、そのうちの一人です。「腸脛靭帯炎」(ちょうけいじんたいえん)に悩まされました。
現在は、特に怪我なく、ランニングライフとエンジョイしていますが、過去には、幾度となく、苦しんでました。
私がとった、腸脛靭帯炎の治療法および予防・対策
結論から言って、次の3つの治療や予防・対策を実施し、回復しました。
- 整形外科でのマッサージ
- カイロプラクティックでの施術
- ランニング実施時前後の入念なストレッチおよびアイシング
1番の整形外科では、大学時代に、初めて腸脛靭帯炎になったときに、レントゲンをとってもらったり、電気治療をしてもらったりして、3ヶ月ほどで、ほぼ完治しました。
2番の施術は、ランニングを不定期に実施していた30歳の頃に、受けて、良好になりました。
最後は、ここ3年くらいの対策で、2,3日膝が痛くなることが、年1,2回ありますが、問題なく、月間200km前後のランニングは、続けることができています。
あくまで、私の経験ですが、同じような膝の痛み(腸脛靭帯炎など)を抱えていらっしゃるランナーの方に、参考になればと思い、私の経験談を書きたいと思います。
私のランニングによる怪我の経験
大学時代(2005年頃)
2005年の12月のある日。私は、非常に寒い日に、陸上競技場で、部活仲間と走力を鍛えるため、ペース走を実施。たしか、ペースは、1キロ4分ほどで、走行距離は、5000mを予定していたと思います。
そこに、地元の高校生と思われる10人ほどの集団が、明らかに自分たちより速いペースで疾走しており、抜きさっていきました。時計で計測すると、1キロ3分20秒前後。
そこで、自分だけ、その集団の後方に着いていくことに。これが、いけなかった。2kmほど走っていると、右膝に、ピリッとした電流が流れました。そこで、ペースを落としても、痛みは、軽くなるばかりか、さらに痛みが強くなりました。
結局、その日は、原付で家まで帰って、氷を使ってアイシングをし、シップを貼って寝ました。
翌日以降も、右膝の痛みは、治まらず、近くの整形外科を受診しに行きました。
診断結果は、「腸脛靭帯炎」でした。「ランナー膝」もしくは、「ランナーズニー」ともいいます。
膝の外側についてる靭帯が、膝関節の骨と擦れて、痛くなる
というのが、よく知られる原因です。詳しくは、このテーピングで有名な「ザムスト」のページで解説されてます。
整形外科で、週に2回、マッサージ(直接手で揉んでもらう)と電気治療を実施し、3ヶ月ほど通った結果、ほぼ痛みがなくなり、スピードを上げてもランニングに問題は、なくなりました。
先生に「通院中もトレーニングをしていいですか?」と聞いたところ、
「負荷が少ないペースでなら、OK。でも、痛みが悪化するまでは無理はしないこと」とアドバイスされました。
通院中は、1キロ7分程度のジョギングを1時間ほど、週3回ほど実施してましたが、ほとんど痛くなることもなかったので、体力の低下は抑えられました。
特に、膝のストレッチは、5分以上かけて入念に行っていたことが、良かったのだと思います。
社会人時代(2013年頃)
社会人になり、1年目は、大学時代のトレーニングに比べ、練習量が減ったものの、走力は、ハーフで1時間25分台を維持していました。
しかし、3,4年経つにつれ、体重が大学時代から10kg以上も増加し、月間走行距離も、50kmにも満たない日々が続きました。
それでも、年に1回、会社の同部署の人たち1人くらいで、ハーフマラソンには、出場していました。
2013年の1月、体重増加により膝への負担が増加したことと、厳しい気気温でのランニングにより、再び、右膝が悲鳴を上げ始めました。
そこで、治療をしようと思ったのですが、その土地に詳しくなかったので、どこにいけばいいか、情報を集めました。
PCで自宅近くのクリニックを検索をしていて、「カイロプラクティック」という、初めて聞く名前の施術を発見。たまたま、自宅付近に、専門クリニックがあったので、事前にアポをとり、行くことにしました。
カイロプラクティック施術の基本は、脊椎を中心とした身体部位を調整すること。身体のゆがみを矯正することで、痛みを軽減させたり、身体機能を改善させたりすることができるのです。
引用元:リジョブ https://relax-job.com/more-health/4396
カイロプラクティックに行き、施術。
初回、背骨の歪みをとってもらい、2週間後に、再受診。この時、だいぶ、痛み消え、楽になる。2回目の施術でほぼ完治。
背中の歪みが、膝の痛みの原因だったのは、意外でした。
この2回の施術以降、膝の痛みは、なくなりました。
最近5年間(2015年~)
トレーニングの前後に、ストレッチを10分以上かけて行うようになり、怪我は、ほぼなくなりました。
特に15km以上走った日は、30分のアイシングを行うことで、疲労を緩和しています。
2016年から、ザムストの、アイスバッグ(ひょうのう)とサポーターセットを愛用しています。公式ショップは、こちらからどうぞ。
特徴は、
- 水漏れしない:氷をいれた冷水でも、水滴が漏れないのは、重宝します
- 丈夫:生地がポリエステル
- 色・サイズが選べる:色はブルーとピンクの2色。サイズは、S(直径約15cm)、M(直径約23㎝)、L(直径約26㎝)の3種類
購入した、Sサイズのアイスバッグです。
サポーターです。ゴムが伸縮するので、冷やしたい部位にピッタリフィットします。
アイスバッグとサポーターは、セットで購入するとお得です。
膝でも足首でも、しっかり圧迫できます。
ちなみに、私は、Sサイズを購入しましたが、膝と足首を冷やすのには、十分なサイズだと思います。
ザムスト(ZAMST) 378301 IW-1セット 腕・足用 アイシング用サポーター+アイスバッグ(M) 20%OFF 2019SS |
まとめ
怪我、特に腸脛靭帯炎の対策としては、
- ランニング前後、十分な膝のストレッチをする。
- ランニング中、無理にスピードを出しすぎない。
- アイシングをする。
場合によっては、テーピングやサポーターを膝に施すのもいいかと思います。
特に、腸脛靭帯炎は、クセになりやすいので、悪化しない程度に、うまく付き合っていきたいところです。
怪我をすると、ランニングができなくなり、ストレスがたまるので、しっかり予防・対策をして、楽しいランニングライフをおくっていきたいですね。