皆さんは、世界遺産に興味はありますか?
私はすごく興味があります!
私は、海外旅行が好きで、その国の世界遺産を訪れることが、観光の目的の1つです。
でも世界遺産って言ってもどの国にどれくらいあるのかなんて、全く知りませんでした。
(ちなみに、2019年時点で、世界で1121件、日本は23件で世界第12位です)
そこで昨年(2019年)世界遺産検定があることをテレビ番組(TBSの東大王)で知り興味を持ち、受験してみようと思いました。
結果は、2級と3級併願受験して、同時に、1発合格でした!
この記事は次のような悩みを抱えている人におすすめです。
- 世界遺産検定とはどんな試験なのか知りたい
- 世界遺産検定2級もしくは3級に1発合格する学習方法が知りたい
- 世界遺産検定の対策を詳しく知りたい
世界遺産検定とは
世界遺産検定って何?
世界遺産検定とは、「NPO法人 世界遺産アカデミー」主催の検定で、2006年から、始まって以来、20万人以上が受験し、10万人以上が認定されています。
世界遺産検定は、人類共通の財産・宝物である世界遺産を通して、国際的な教養を身に付け、持続可能な社会の発展に寄与する人材の育成を目指した検定です。
引用元:世界遺産検定HP
検定は、民間資格で、小学生から90代まで幅広い年代の方々がチャレンジしています。
低い級から、4級、3級、2級、1級、マイスターとわかれており、出題内容は、次のようになってます。
ちなみに、私が受験した第38回検定には、芸人のあばれる君も受験しており話題になりました。
見事に3級合格です!
普段の仕事で忙しそうなのに、素晴らしいですね。
第40回検定の2級にも合格しました!
3級の合格後、2級、1級もとると宣言し有言実行中です。
さすがです!
世界遺産検定の公式ホームページは、こちらからどうぞ。
※実は、3級を12:30に、2級を14:30に受けたのですが、その間の休み時間に、3級の答え合わせをしておいたところ、2級に何問か3級に出題された問題がありました。
おかげで、答えがすぐ分かりました。
併願する方は休み時間に答え合わせをすると、いいかもしれません。
世界遺産検定の概要
世界遺産検定の検定日や申込期間
日程や受験料とかは、どうなってる?
2020年に実施予定の試験概要は、次のようになっています。
(2020年8月21日現在)
実施回 | 第40回 | 第41回 | 第42回 | ※第42回CBT |
検定日 | 2020.7.5(日) | 2020.9.13(日) | 2020.12.13(日) | 2020.11.29(日)~12.13(日) |
申込期間 | ||||
インターネット | 2020.3.18(水)~5.26(火)17:00(受付終了) | 2020.6.18(木)~7.30(木)17:00 | 2020.8.28(金)~10.30(金)17:00 | 2020.8.28(金)12:00~12.9(水) |
郵便局 | 2020.3.18(水)~5.19(火)17:00(受付終了) | 2020.8.28(金)~10.23(金) | なし(インターネット受付のみ) | |
合格結果マイページ表示日 | 2020.7.29(水) | 2020.10.14(水) | 2021.1.20(水) | 2021.1.20(水) |
実施級 | マイスター、1級、2級、3級、4級 | 2級、3級、4級 | マイスター、1級、2級、3級、4級 | 2級、3級、4級(マイスター、1級は実施無し) |
次回は、9月13日(日)第41回検定だね。
【2020年8月21日追記】世界遺産検定CBTがスタート
※第42回検定から【世界遺産検定CBT】が実施されることになりました。
CBTとは「Computer Based Testing」の略で
コンピュータを使って世界遺産検定(2級~4級)を受験するシステムです。
申し込みは2020.8.28(金)12:00開始予定です。
検定日:2020.11.29(日)~12.13(日)【15日間】
※世界遺産検定HPで次のような注意書きがあるので忘れずに。
※試験会場は3ヶ月先の日程までしか表示されません。
※予約できる会場、日程・時間などは随時更新されます。
希望日時などが表示されない場合は、後日、再度ご確認ください。
引用元:世界遺産検定公式HP
CBTのメリット
公式のホームページには以下のCBTのメリットが掲載されてます。
- 決められた期間内から自分のスケジュールに合わせて受験ができる。
- 全国280か所のテスト会場から受験地を選択できる。
- 座席に空きがあると受験の4日前まで申し込みできる。
- 座席に空きがあると受験の4日前まで日時と会場の変更ができる。
- 従来の紙の試験と同様に同じ資格が得られ履歴書にも書ける。
引用元:世界遺産検定公式HP
世界遺産検定の受験料
実施級 | 受験料 |
マイスター | 19,400円 |
1級 | 9,900円 |
※1級リスタ | 4,100円 |
2級 | 5,900円 |
3級 | 4,900円 |
4級 | 3,500円 |
2級・3級併願 | 10,300円 |
3級・4級併願 | 8,200円 |
※1級リスタとは、世界遺産検定1級に認定された方々を対象とした、 世界遺産知識のブラッシュアップをしていただくための試験
私の世界遺産検定2・3級に1発で同時合格した学習方法
受験日と受験級
2019年(令和元年)12月15日(日)の第38回で、2級と3級を併願しました。
3級の範囲は2級に含まれるので、2級の公式テキストのみを購入し、過去問も3級のものは買いませんでした。
楽しみながら学習したので、まったく苦にならなかったよ!
総学習時間
2019年の11月頃から、始めて試験まで約60時間です。
平日休日問わず、1日30分~2時間勉強しました。
このあとに紹介する公式テキストと過去問題集2年分の3冊と公式ホームページのサイトを中心に学習しました。
こんな感じに、エクセルで予定を立て、試験まで、無理せず、コツコツ学習しました。
使用教材
次の3冊を使用しました。2級の教科書と過去問直近2年分です。
ちなみに、公式ホームページによると、公式テキストの改定はなかったので、2020年度も私が使用した第3版で対応可能です。
※2020年は2級~4級のテキストの改定予定はありません。2020年度の検定は現在のテキストをそのままお使いいただけます。
引用元:世界遺産検定HP
1.くわしく学ぶ世界遺産300 世界遺産検定2級公式テキスト第3版
いわゆる教科書です。2級出題範囲の300件が、写真とともに解説してあります。
繰り返し、読みました。勉強というよりも、旅行のガイドブック(地球の歩き方)のように感じました。
2.世界遺産検定公式過去問題集 1・2級 2019年度版
(2018年度の本試験が1級2回分、2級4回分 収録)
時間をおいて、計3回やりました。
最初は、50点ほどでした。正誤に関わらず、問題と選択肢をじっくり読みました。
2020年度版は、こちらになります。
さらに1年前の過去問も解きたい方はこちらを購入してください。
3.世界遺産検定公式過去問題集 1・2級 2018年度版
(2017年度の本試験が1級2回分、2級4回分 収録)
念のため、形式に慣れたかったため、2年前の過去問も購入しました。
こちらも、時間をおいて、計3回やりました。
※公式ホームページのサイト
学習用資料からも、最近の世界遺産や会議などについても、問われるので、チェックしましょう。
合格するための対策
次の順番で、取り組みました。
- 公式テキストをじっくり読む。
- ノートにまとめる。
- 過去問を解く。
- 間違えた箇所をノートや公式テキストの該当箇所に書き込む。
- 単語カードを作る。
絶対、1発合格するぞ!
具体的な対策方法を教えて下さい!
以下、具体的に解説します。
1.公式テキストをじっくり読む。
ひとまず、さらっとすべてのページを読みます。
2級は、計300個の世界遺産を覚える必要があるので、1度にしっかり覚えるのではなく、何回も読んで、記憶に定着させる感じがいいと思います。
私は、3周しました。
2.ノートにまとめる。
2019年時点で日本の世界遺産は、23個しかなく、詳細まで問われるので、ノートに1つずつまとめました。
1ページに1つの世界遺産をまとめました。
例としては、白川郷・五箇山の合掌造り集落は、こんな感じです。
3.過去問を解く。
まず、何も見ずに解いてみます。
そして採点します。
その後、全ての問題の根拠となる箇所を公式テキストで探します。
さらに、それを、ノートにまとめていきます。
例えば、「厳島神社」に関する問題は、下のノートの左の数字でメモしてあるように、
2018年9月試験28問目で「社殿には、寝殿造りが取り入れられている」
という問題が出ました。
また2018年12月試験の12問目、2017年9月試験の15問目も厳島神社に関する問題が出ました。
このように、ほぼ毎回、日本の世界遺産については、問われるので、まとめておくと、この範囲で、高得点が見込めます。
4.間違えた箇所をノートや公式テキストの該当箇所に書き込む。
ノートにまとめる時間があったので、私は、紛らわしいものを、全て一覧表にして、覚えました。
例えば、世界遺産の名前、それを作ったもしくは、かかわった人物、保有国を次のようにまとめました。
こうすることで、世界遺産との人物や国の関連性を効率よく覚えられました。
5.単語カードを作る。単語カード作成(80枚×2冊)
この作業は、人によっては、必要ないかもしれません。
紛らわしい、建築様式や人物を、100均の単語カードに書き込んで何度も覚えこみました。
建築家、王朝なども、たくさんあるので整理しました。
結果と認定証
2級、3級の試験、ともに合格できました。嬉しかったです。
2級の合格率が41.1%と、例年に比べて、低かったです。
確かに、難しい問題が多かった気がしました。
認定証も、送られてきました。
カードの裏面には、「受験者には、国際的平和と同様に、世界遺産の保護、保存にも貢献しましょう」と、記載してあります。
これで世界遺産に行きたい気持ちが、1000倍になりました。
今は海外に行けないのでどこの世界遺産に行こうか、考えるのを楽しみます。
まとめ
世界遺産検定について受験して感じたポイントをまとめます。
- 学習時間は約60時間で十分合格できる
- 公式の教科書と過去問は最新版のものを買うべき
- 2級に合格するための対策をすれば3級は自然と受かる
最後までお読みいただき、ありがとうございました。