英検S-CBT初めて受けるんだけどどんな感じの流れで試験を受けるの?
英検を受験したいけど年3回しか実施してなくてなかなか受験するタイミングがなくて困る・・・
そんな方には会場でパソコンを使って受験する英検CBTか英検S-CBTがおすすめです。
この試験なんと毎月受験日が設定されているので都合を合わせられなかった受験者にはかなりうれしいことです。
ですがこの試験はパソコンで受験するという特殊な形式であるため対策本がほとんどありません。
この記事は、次のような悩みを抱えている方に向いています。
- 英検CBT/英検S-CBT専用英検準1級予想問題ドリルで模擬試験を受けたい
- 模擬試験の出題順序、解答の注意点を知りたい
- 英検S-CBTを初めて受験する
従来の英検と英検CBT/英検S-CBTの違い
2020年6月現在英検は大きく分けて3種類あります。
- 英検(従来型)
- 英検2020 1 day S-CBT(以下英検S-CBTと略)
- 英検CBT
3つの試験はすべて学校や会議室などの受験会場で実施されますが違いは受験方式のみで、
英検従来型は紙による1次試験と面接官との2次試験
英検S-CBTと英検CBTはコンピュータを用いた1日で終わる試験
さらに英検S-CBTとCBTの違いはライティングの解答方式の違いのみで
手書きで解答するのがS-CBTで
タイピングで解答するのがCBTです。
つまり
ライティングは手で紙に書きたい受験者は英検S-CBTが
パソコン操作に慣れていて、ライティングもキーボードを使ってタイピングに不自由がない受験者は英検CBTが
オススメです。
詳しい内容や申込方法は、英検のホームページをご確認ください。
英検
今回は私が7月に受験予定の英検S-CBTについて更に詳しく見ていきます。
英検従来型(1次試験) | 英検S-CBT | |
受験日 | 年3回 | 原則毎週土日 |
検定料 | 8,400円 | 7,900円 |
問題 | 1次試験は紙の問題用紙、 2次試験は面接官による面接 | 全てパソコンから出題 |
解答順序 | リーディング、ライティング →リスニング (スピーキンングは2次試験) | スピーキンング →リスニング →リーディング、ライティング |
その他 | 1次試験合格者のみ約1か月後に2次試験受験 | メモ用紙(A4用紙1枚)、ペンが用意されている |
英検S-CBTの主なポイントは
- 受験料が従来型より500円安い(8,400円→7,900円)
- 1日で4技能の試験が終わる
- 受験日が多い
- パソコンのモニターを見て解答を進めていく必要がある
- スピーキングテストが吹き込み式
パソコンで受験するなんて想像できないので実際にWeb模試が受けれるテキストを買いました。
パソコンを使った試験なんて今まで一度も受けたことないよ!
私のブログではあわせて他の英検準1級対策に使っている参考書なども解説しています。
英検準1級予想問題ドリルを実際に解いた流れ
今回私が購入した問題集です。
タイトル | 英検CBT/英検S-CBT専用 英検準1級予想問題ドリル |
出版社 | 旺文社 |
発売日 | 2020年4月13日 |
価格 | 1,650円(税込み) |
私は楽天で注文しました。
この問題集には英検CBT、英検S-CBTの模試2回分が収録されています。
ですがパソコンを使ってウェブ上で解くことになります。
マイクで吹き込む方式の試験なのでヘッドセットが必要となります。
お持ちでない方はご用意下さい。
本テキストに書いてあるURLにアクセスしてアカウントを作成してログインします。
利用規約に合意すると登録したメールへWeb模試のURLが送られてくるのでアクセスします。
残念ながら本テキストには付属CDはついておらずWeb上でリスニング、スピーキンングの音声を聴きます。
学習する書籍(準1級、2級、準2級から選択)を選び実践のTest1「S-CBT」をクリックします。
1.スピーキングテスト
まずはスピーキングテストからです。
テスト前のチェックを行います。
ヘッドセットを用意して音声の量を調整します。
音量調節バーで調整しましょう。
私は変更なしで十分聞き取りやすいボリュームでした。
そして本題スタートです。
まずナレーションを1分間黙読します。
次に2分以内に4コマ漫画の説明をしていきます。
画面右上に残り時間が表示されるので時間内に収まるようにします。
面接の場合と違って2分するとロスタイムなどなく解答が打ち切られるので注意です。
次に4問質問があります。それぞれの解答時間は40秒です。
内容が聞き取れなかった場合、右下の「もう一度聞いてやりなおす」ボタンをクリックすればもう一度だけ同じ質問が聞けます。
私が試したところ聞き直したあとも40秒の解答時間がもらえました。
ですが聞き直すのは減点のおそれがあるのでできる限り集中して1回のやりとりで解答しましょう。
約8分でスピーキングテストは終了します。
なお自分の解答は録音されるのでファイルをダウンロードすればセルフチェックできます。
何回もトライすれば解答も流暢になっていくはずなのでしっかり復習していきます。
2.リスニングテスト
従来型同様、Part1~Part3まで質問がヘッドホンから流れます。
1問ごとに解答時間10秒あります
リーディングテストの前にリスニングテストがあるための問題を先読みできないのは、従来型との大きな違いです。
でもたとえば問1を解いて次のページに移動して選択肢を先読みすることは可能です。
どちらかといえばTOEICのリスニングの先読みに近い感じですね。
3.リーディングテスト
スクリーンで問題を読んでいくだけの違いで語彙問題25問、長文穴埋め問題6問、長文問題10問の計41問です。
長文問題では赤線、マーカー、消しゴムの3つの要素が画面上で使えます。
しかし実際にこれらを使ってみましたが、紙のテストで鉛筆で書くようにはうまくスラッシュを入れたりキーワードをチェックしたりできませんでした。
慣れが必要と感じました。
4.ライティングテスト
問題文と条件が英語でモニター上に表示されるので解答用紙に英作文を書いていきます。
従来型でもするのですが最初に構成やキーワードを洗い出してメモ用紙に書いてから本解答しましょう。
ちなみに試験時間の90分の中であればリーディング、ライティングどちらから始めても問題ないですし見直しもスクリーン上でページをめくってできます。
S-CBTテストを受けた率直な感想
見直しがしにくい
スピーキングは別ですがリスニングもリーディングも「あとで見直す」ボタンがあってチェックをいれれば見直せます。
ですが紙のテストではうまく消去法を使えば4択を2択まで絞れますがスクリーン上だとそれができません。
またPCの操作が不慣れだとページめくりやマークシートへの転記ミスも起きやすくなります。
スピーキングの残り解答時間に焦る
コンピュータ相手に吹き込みをするのも慣れが必要だと感じました。
またモニターのに表示される残り時間を意識しすぎると焦るので落ち着いて正確な発音・イントネーションで解答するようにするのがよいです。
まとめ
- 英検従来型は紙ベースのテストで英検CBTと英検S-CBTはパソコンで受けるテスト
- さらに英検CBTと英検S-CBTはの違いはライティングの解答方式がタイピングか手書きか
- 予想問題ドリルをWebで受けることでS-CBTの模擬体験ができる
最後までお読みいただき、ありがとうございました。