CASEC(キャセック)で英語力の力試しに挑戦しよう
英語力判定のテストで、TOEICが、有名ですが、次のような点で、悩んでいる英語学習者も、多いのではないでしょうか?
- 結果が出るまで、数週間かかる
- 受験料が高い(6490円(税込み))
- 会場へのアクセスに時間がかかる(申し込み状況や場合によっては、遠隔地での受験の可能性あり)
- 試験時間が長いので、一日つぶれる
- 受験日が月1回程度でかつ日曜日であるため、日程調整が必要
そこで、今回紹介したいテストは、CASEC(キャセック)です。
公式サイトは、こちらからどうぞ。
CASECは、自宅でできるオンラインテストで、申し込みをすれば、すぐに受験可能です。
実際に私も最近、受験したので、感想や気づいた点も紹介しようと思います。
CASECの概要
CASECの出題内容は、次のようになっています。
Section | 内容 | 問題形式 | 解答形式 | 問題数 | 配点 | 解答時間 (各問題) |
1 | 語彙問題 | 空所補充 | 4択 | 16 | 250 | 60秒 |
2 | 表現の知識 | 空所補充 | 4択 | 16 | 250 | 90秒 |
3 | 大意把握力 | リスニング | 4択 | 17 | 250 | 60秒 |
4 | 聞き取り能力 | リスニング | 書き取り | 11 | 250 | 120秒 |
合計 | 60 | 1000 |
試験時間は、平均約40~50分です。なぜ、試験時間が異なるの?と思いますが、CASECは、個人の能力に合わせてテスト問題を変化させていく、適応型のテストシステムだからだそうです。
ちなみに、私が、受験したときは、約55分かかりました。解答時間の速い・遅いは、スコアには影響ないようなので、時間いっぱい考える方が、スコアはアップすると感じました。
更に詳しい内容については、こちらからどうぞ。
TOEICとCASECの違い
主な点をまとめました。
TOEIC | CASEC | |
試験場所 | 全国約80都市 | 自宅など (インターネットのある環境) |
試験日 | 年10回(2,8月以外の月) | いつでも (24時間いつでもオンラインで受験可能) |
試験時間 | 120分 (L(リスニング)約45分、 R(リーディング)75分) | 平均40~50分 |
問題数 | 200問 (L100問、R100問) | 60問 (R32問、L28問) |
受験料 | 6,490円(税込み) ※ネット申込で、1年後の同月から3か月間に実施する公開テストのうち1回割引。 割引価格5,846円(税込み) | 3,667円(税込み) ※個人が受験する場合の料金。 受験1回につき、チケット1枚使用。 ※デイリーPlus経由で申し込むと、割引あり。 |
結果がでるまでの期間 | 17日後(インターネットで申し込んだ受験者のみ) 30日以内に公式認定書が郵送で送付されます。 | 受験後、すぐにネットで確認できます 履歴はネットで確認可能です。 |
スコア有効期限 | 2年間 | 2年間 |
私の受験結果
TOEICと英検準1級を受験予定なので、実際に受験してみました。
(2020年3月28日受験)
受験前に、公式ホームページで「CASECガイドツアー」の動画をみて、各セクションの例題を確認してから、本受験しました。
時間いっぱい、ギリギリまで考えて解答したので約55分かかりました。
以下、受験結果です。
Section | 内容 | 問題数 | 得点 | 配点 | 解答時間 (各問題) |
1 | 語彙問題 | 16 | 189 | 250 | 60秒 |
2 | 表現の知識 | 16 | 169 | 250 | 90秒 |
3 | 大意把握力 | 17 | 206 | 250 | 60秒 |
4 | 聞き取り能力 | 11 | 222 | 250 | 120秒 |
合計 | 60 | 786 | 1000 | 約55分 |
このような、スコアレポートも印刷できます。
参考ではありますが、TOEIC(R)、TOEFL(R)、英検の予想スコアも記載されます。
受験時、TOEIC800、英検2級であったので、ほぼ想定通りの結果かと思いました。
以下感想や気づいたことを書きます。
- リスニングがあるため、静かな場所で受験するべきである(当然、スマホやアラーム時計などはOFFにしておく
- 右上に残り時間がグラフで出てくるので、時間オーバーには、気を付ける(時間内に答えないと、不正解とみなされ、次の設問へ移動します)
- 問題は、答えの正誤により、変化するので、前には戻れない
- 綴りは、出だしなら、大文字にしないと、不正解と判定されるので、注意が必要である。
- 結果のレポートには、細かいアドバイスと評価がぎっしり書かれており、次への課題を見つかるのに参考になる。
最後に、各セクションの簡単なメモです。
Section1(語彙問題)
純粋に語彙力が問われるので、分からない問題は、時間かけても無理だったので、諦めました。
8問目あたりで?の問題があり、最後2問もあやふやでした。(たぶん、不正解)
英検準1級の単語を学習していたのと、オンライン英会話を半年ほどしていたので、ある程度は、手ごたえが、ありました。
Section2(表現の知識)
会話で使われるフレーズが多く、熟語を多く知っていると、高得点できるセクションだと感じました。
口語表現は、あまり慣れていないので、オンライン英会話で学習しつつ、言い回しを増やしていきたいです。
Section3(大意把握力)
リスニングで、会話文や話の内容を大まかに理解してるかが、問われました。TOEICのPart3、Part4に近いので、わりと高得点がとれました。
Section4(聞き取り能力)
読まれた英文の空欄を、正確なスペルで答えます。聞こえた単語があいまいでも、空欄の前後から、推測できますし、複数や3単元のs、現在形か過去形かなどの文法にも注意して解答します。このセクションが、一番高得点だったのは、偶然かもしれません。綴りがあやふやなのがいくつかありました。
まとめ
今回、初めてCASECを受験して、英語の実力をある程度は、測定できるのではと思いました。
ですが、やはりTOEICや英検のように、会場受験のような緊張感は、自宅受験では味わえないと感じました。
最近のように、資格試験が受けられないときは、自宅でいろんなオンラインテストするのもアリかと思います。
1~2年に1回、定期検査のような感覚で、受験してみようかと思います。